就農計画はしっかりとたてるべき
僕自身も作りましたが、まだ完全ではありません。まだまだ訂正がいるなぁと思っています。
就農計画通りで営農されている方がどれだけいるかわかりませんが、僕が聞いた中では、計画通りにまったくいっていない。一年目でうまくいかなかったので二年目以降の計画がすべて変わったなど中々うまく使うことができていない人が多いみたいです。
たしかに初心者の方がPCの画面で計画しても中々感覚がつかめないですよね。
計画を作ることは必要だと思うのですが、実践的に使えるものになっていないような気がします。せっかく時間をかけて作るのであれば、実際に使える栽培データとして保存できるくらいのものを使った方がよいと思います。
とにかく時間がかかるとは思いますが、ネットでも探すと色々とあるので自分なりの計画をたっぷり時間を使って作って下さい。
就農のタイミング
僕が通っていた農業学校では30代40代から60歳以上の方もいました。どの年代が就農に適しているかと言われれば一概にはいいきれませんが、僕が思ったことは年金を貰いながら就農できるってすごい良いなと思いました。どうしても新規就農2~3年は収入が少ないので毎月年金が入ってくるのはだいぶ楽だなぁと思いました。また60歳以上の方は、お金を持っている人が多く機械の投資もできるので体力的なハンデも補うことができます。
逆に30~40代で家庭を持って子育て中の人は、かなりしんどいです。家庭をもっていると養うことが前提にあると思うので就農しても何年かは別で収入を得ないと難しいと思います。ただ出来ないわけではないので、そういう逆境をプラスにしていくことで乗り越える事もできるのではないかと思います。
就農に関しては早い方が良いとか遅い方が良いとかはないです。体力的な部分の違いはありますが、自分でどれくらい収入が欲しいかで働き方は変えることが出来ます。
家族というのがネックになっている方はよく家族と相談して決めたほうが良いと思います。
農作物の値段
先日友人が参加するお祭りに参加した時に野菜を持って行き売ったんですが、単価をどうしようかと思って市場にあわせた値段でよいかと思ってミニ大根を1本100円で売りました。
改めて100円で売るってヤバイことしてるなと思いました。
お客さんにとっては得かもしれないけど農家はこれじゃ続かないよなぁと。
だからといって大根1本200円300円としたら買ってくれないだろうし…
そもそも値段を上げる事が怖くてなかなかできない。この値段で売っていいのかという罪悪感があります。
こういうのをはずすには、品質を上げたり差別化をすることで需要を増やして供給を絞れば値段をあげることはできるけど、贈答用でもない限りそこまで野菜の値段ってあげられないなぁと思いました。
まずは自分のブランドを作る事を考えます。
農業も個の時代?
Twitter、Facebook、Instagram、YoutubeなどのSNSを使い自分についての情報を発信することがこれからの農業にとって重要だと思います。
新規就農者は、JAに出荷する方を除くと販売先が決まってないことが多いのではないかと思います。そういう場合、誰に販売するのか何処に販売するのかで栽培の方法もかわってくると思います。どこで栽培しているのか?何を栽培するのか?など自分自身の情報をSNSで知ってもらう事で、この人の作る野菜を買いたいと思ってもらえるのではないでしょうか。
新規就農者は、栽培ももちろん大事ですが販売先がない状態で栽培しても売れないので販売先を先に増やすことを考えるべきだと思います。
できれば就農前に自分を売り販売先を探すことをすべきです。
農業は一人だと出来ない?
僕は、現在独身で一人で農作業しています。
農業をするにあたり多くの人に「結婚してる?」って聞かれます。
というのは農業は基本家族経営が多いので夫婦で農業されている方が多いからだと思います。一人でするより二人の方が効率はいいですよね。
ただ一人分の労働力を使ったならば、その分売上・利益を上げないといけないと思います。それを意識して一人分の労働力を使っているならいいと思いますが正直そこまで意識してる方は多くないと思います。
最近は機械を使えば割とひとりでも効率よく作業できる部分はあると思います。
二人じゃないと農業が出来ないって事はないと思います。
ひとり農業も工夫しだい。
ハマスゲという草
私が、借りた畑は耕作放棄地であったため草は生え放題でした。
草を刈って耕運してもしばらくするとまた生えてきます。特にしつこい草がハマスゲという草です。ハマスゲは地上部を何回刈っても生えてきます。地下部に塊茎があり、それを取り除かないと何度でも生えてくるおそろしい草です。
こんな厄介者のハマスゲも薬草としては古くから知られており、香附子とも呼ばれているそうです。現在も漢方に使われているそうです。
今はこの草をなるべく取り除く作業(そのまま引っこ抜こうとすると途中で切れるので鍬を入れて抜く)をして減らしています。
光を遮ると再生能力が減ると書かれていたので除草した後刈り草をひいてなるべく草がでないようにしています。
草に追いかけられるよりうまく使いこなす事が目標です。